8月の相次ぐ台風で、宮城県の農林水産業は大きな被害を受けました。特に水産関係の被害は大きく、台風7号(8/17)、9号(8/22)、10号(8/30)合わせて県内全体で26億円近い被害額に上りました(9月16日現在)。今回の台風被害は激甚災害に指定されました。
10月9日、日本共産党の曽我ミヨ市議と中嶋廉県議(環境生活農林水産委員会所属)と天下みゆきで、寒風沢の浦戸東部支所を訪問して、関係者のお話しを聞いてきました。台風5号(8/8)から10号の被害額は施設被害が2000万円余、水族被害が4260万円、総額約6300円に上り、被害が大きかった沖合身ガキ漁場では筏(いかだ)41台中3台が流失、38台が大破、身ガキの87%が流失してしまいました。身ガキが売れた代金で、6月に買った資材代を12月末に支払うことになっていたため、今年は厳しいと話していました。水揚げの保険は年間の売上の8割以下だと出るが、来年の6月以降になるとのことでした。これまでの激甚災害の補償は共同施設が対象でしたが、個人事業者にも補償してほしいと要望が出されました。