塩釜市長に8000Bq/kg以下の放射能汚染廃棄物処理に関する緊急申し入れ

 1219日に、日本共産党の塩釜市議団と県議・天下で、塩釜市長への申し入れを行いました。内形副市長が対応しました。

 村井知事は、113日の市町村長会議で、8000Bq/kg以下の放射能汚染廃棄物を一般廃棄物と混焼し埋め立て処分する方針を提起しました。セシウム除去におけるバグフィルター捕捉率に関する専門家の見解は分かれており、安全性は学問的に確立していません。

 塩竈市では、焼却炉はバグフィルターがなく対象となりませんが、中倉の塩釜廃棄物処分場は埋立地として対象となっています。埋め立て時に使用される遮水シートは耐用年数約15年と言われ、経年劣化による漏えいも懸念されます。中倉埋立処分場の汚水は、一般的な処理を経て松島湾に流されています。何よりも、今でも風評被害に苦しむ水産業界にとって、更なる風評被害の固定化が懸念されます。

 放射能への対応は、拡散させないで住民の被ばくを防ぎ、閉じ込めて適正に管理することが基本です。登米市議会では、廃棄物を焼却せずに土壌に還元する方法で処理するよう、布施市長に求めることを全会一致で決めています。

 12月27日の市町村会議を前にして、何よりも住民合意を尊重し、一斉焼却・埋立処分の方針を再考するよう、知事に求めることを、佐藤昭市長に要請しました。

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