4月28日、曽我市議と一緒に塩釜の水産関係者を訪問して、課題や要望をお聞きしました。
わかめの養殖をしているAさんは、種苗の生産現場を案内してくださったあと、「後継者確保のために水産特区は賛成だった。掛け違えたボタンをなおして、もう一度自分の足元や将来を考えないといけない」と話していました。
水産加工業のBさんは、「震災から6年経ったが、売上回復はまだ7割。一方で、震災の優遇措置が終了して固定資産税などコストが増えた。円安政策による原材料の高騰や漁獲量の低下もコストを上げている。従業員確保のために企業内保育所を検討中」と話していました。
塩釜市漁協の阿部組合長は、何とかやりくりして黒字にしているが、課題は高齢化と後継者の問題と言います。「養殖の支柱として使っている孟宗竹を『コンポーズ』に変えたい。竹は2年で差し替えが必要だが、竹を切る人もいなくなっている。コンポーズは10年くらいもつ。問題は1本が2万7千円と高く、5年計画で導入したいが行政から補助がほしい」と要望が出されました。