救急医療と在宅医療の充実を求める

<宮城県の救急車の病院収容時間は42.5分で全国40位(2015年)>

・医療機関への受入照会回数:4回以上が623件。最大18回。
・現場滞在時間30分以上:1000件超。2時間以上が3件。
・病院収容時間:最高は亘理地区で55.0分。
(天下)宮城県の救急医療の実態に対する知事の見解は?
⇒(知事)救急情報システムの見直しを行う。ドクターヘリも始めた。
(天下)救急医療は深刻なのに、県の地域医療構想では急性期病床を減らす構想。更に救急車の受入が困難になる。医師・看護師を増やして急性期病床を充実させよ。
⇒(保健福祉部長)具体的には地域ごとの調整会議で協議する。救急医療体制の充実に向けて後方支援病院への救急搬送患者受入の円滑化、救急専門医の育成・確保を進める。

<在宅医療の整備が進まないのに在宅患者目標は1.4倍>
(天下)第6次地域医療計画(2013年度~17年度)では、在宅療養支援診療所を2011年の128ヶ所から2017年度までに242ヶ所に増やす目標をたてたが、逆に4ヶ所減少した。訪問看護ステーションの目標も、仙台医療圏以外は達成していない。なぜ増えないのか?
⇒(保健福祉部長)夜間の受け入れ態勢が構築できないこと、訪問看護を担う看護職員が不足していることが課題。在宅医療推進懇話会を設置して充実に努める。
(天下)ところが地域医療構想では在宅医療の患者目標は2025年に向けて1.4倍で、絵に描いた餅。在宅医療の整備とともに、全国一少ない療養病床を増やせ。
⇒(保健福祉部長)在宅医療の整備とともに、地域で必要な慢性期病床が確保されるよう努める。
(天下)実態に合わない地域医療構想は改善すべき。

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