日本共産党の登米市議から相談を受け、4月20日の保健福祉委員会で、登米市の医師不足の深刻な実態を取り上げて県の支援を求めました。特に、登米(とよま)診療所は4~6月の医師体制は日替わりで確保したものの、7月以降の目途が立たず、住民の不安の声が出されています。
医療人材対策室長の説明によると、平成30年度の県内自治体病院からの医師の配置要請数は27病院6診療所から134名に及び、それに対する4月の配置数は16病院2診療所に対して102名でした(初期臨床研修医49名を含む)。そのうち、登米市の病院事業では、3病院2診療所に対して16名の要望でしたが、配置できたのは登米市民病院への2名だけでした。県は引き続き努力する旨の答弁でした。
もともと登米診療所は病院だったのが医師不足により診療所になりました。中期的には、登米市民病院を臨床研修指定病院にするなどの検討は重要です。同時に、住民の命綱である診療所を県と市の英知を集めて存続させることが必要です。