「県立循環器・呼吸器病センターの存続を!」:8/1瀬峰住民との懇談会

8月1日、日本共産党県議団と栗原市議(共産党以外の市議も参加)、登米市議で、瀬峰住民との懇談を行いました。住民からは存続を求める意見が次々と出されました。

「結核療養所という時から関わってきた。住民が犠牲的精神で土地を提供した。当時、肺病と言って敬遠されたが、結核を蔓延させないと、この村全体で引き受けた。当時は満室状態だった。今、赤字経営だからということで地域住民の信頼を失っていいのか。心臓や消化器でお世話になってきた。糖尿病教室を2週に1回開いて、日常生活や食事についても教えてもらっている。登米からも患者さんがだいぶ来ている。跡地ありきでなく、老健施設の前に医療をしてほしい。環境も最高の所だ。廃止ありきでなく方向転換を!」

「結核患者は入院日数が長い。充実した医療設備が必要。県北は医療機関が少なく、高齢化して交通手段がない。病院にかかるのは命をつなぐこと。高齢化社会に向けて、医療機関の充実は必要。瀬峰からもなくしてはダメ。」

「全盲の視力障がい者。この病院を廃止ありきと聞いて、7/15の説明会ではみんな怒っていた。なくすことには反対。地域の命を守る県の役割が欠けている、県の努力がないと指摘されていた。赤字だから廃止、医師の確保ができないから廃止、栗原に押し付けて、栗原でも二の舞にならないか。登米と瀬峰の人が中心にかかっている。登米とタッグマッチ組んで病院をなくさないようにしてほしい。」

「登米でも説明会を開くべき。ベーチェット病でかかっている。是非、ここに病院を置いてほしい。循環器の診療所はあるが、夜はやっていない。ここは夜も診てくれる。」

栗原市議からは、「7月1日の全員協議会では、議員全員寝耳に水だった。建物を栗原市のどこに建てるのか?市立の結核療養所があるのか?など疑問が出されたが、ほとんどこれからの協議だということで具体的にはわからなかった。市長も挨拶で帰ってしまい、栗原市として受けるかどうかもわからなかった。」登米市議からは、「登米市民もお世話になっている。登米市にとっても大切な問題。登米市民病院でもそうだが、病院赤字の最大の課題は医師の確保。」という意見が出されました。

私は、循環器・呼吸器病センターは瀬峰や登米の住民にとってはなくてはならない病院であり、存続のための検討が必要であると思いました。

追記

8月19日の保健福祉委員会で、この住民の声を届けました。医療整備課長は、「市の意向を確認して、この間行った説明会の意見を県北地域基幹病院連携会議に報告し判断する。」と答えました。私は地元住民の合意なしに進めないよう求めました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください