月別アーカイブ: 2022年8月

塩竈市に新型コロナ・物価高騰・大雨降雨対策を要請

8月24日の塩竈市への要請では、「新型コロナウイルス感染症・物価高騰から暮らしと営業を守るための緊急要望書」も提出しました。

新型コロナ対策では、医療・介護・教育・保育の現場での無料定期検査の実施と抗原検査キットの確保、「発熱外来」の拡大、ひっ迫している医療機関への財政支援の強化などを国や県に働きかけることを要望しました。また、インターネット活用が難しい市民から「電話予約の際にコールセンターがつながらない、接種可能医療機関で予約がとれない」などの声が相次いでおり、円滑な予約体制の強化を求めました。

物価高騰対策では、飲食店・運輸業・水産加工業など事業用燃油への補助、原料調達が困難となり原料価格の高騰で苦しんでいる水産加工業者への支援、急激な物価高騰に対応した「生活保護基準」の引き上げ、生活保護・低所得世帯への電気料金、水道料金の軽減、小中学校の給食食材費高騰に対する支援の継続と学校給食無償化などを要望しました。

佐藤副市長は、「塩竈市としてもコロナ交付金を使いできることはやっていく。塩釜の水産加工業は原料を輸入品に頼っており、円安による原料価格値上げの影響が大きいことを県の水産林政部長に訴えた。県と国に働きかけたい」と答えました。

//塩竈市雨水排水計画の見直しを//

7月15日の塩竈市の大雨被害は、床上浸水4件、床下浸水5件、罹災判定では一部損壊12件となっています(8月26日現在)。2日後の17日に小高洋市議と県議・天下で新浜町と藤倉の床上浸水した住家や冠水している私道等の現場を調査し、被災された方の要望をお聞きしてきました。2日経っても道路が冠水していた私道は、側溝に水が流れない状態(写真)でした。

今回、塩竈市への要望書では、「地球温暖化などによる降雨量の急激な増大を踏まえ、塩竈市雨水排水計画を見直し、特に、大雨降雨で冠水する市道や私道の雨水対策を講ずること」も要望しました。

 

【8月25日:塩竈市に要望書提出】      【7月17日:冠水した藤倉の私道】

安心して住み続けられる島へ ~浦戸の現地調査をもとに塩竈市と宮城県に要望書提出②

//「県民の島」として盛り上げて//

8月24日の要請には佐藤靖副市長が対応し、「漁業を中心に浦戸振興を考えていきたい」と答え、25日に対応した県の離島振興を所管する千葉章企画部長は、「要望内容が土木部、水産林政部、経済商工観光部にわたることから、各部に伝えて文書で回答する」と答えました。

塩竈市でも宮城県でも、曽我ミヨ市議団長が「『県民の森』があるが、浦戸を『県民の島』として盛り上げてほしい」と訴えました。

 

【8月25日:宮城県に要望書を提出して意見交換】

安心して住み続けられる島へ ~浦戸の現地調査をもとに塩竈市と宮城県に要望書提出①

8月12日、日本共産党の塩釜市議団と県議・天下で浦戸諸島をまわり、島民の要望をお聞きしながら現地調査を行い、要望書をまとめて8月24日に塩竈市、25日に宮城県に提出しました。以下、提出した要望内容です。

<朴島>

①浮き桟橋を設置すること。(県・市)

・島民の高齢化が進む中、船の乗降時に危険を伴うことが多く、高齢者でも安全に利用できる屋根付きの浮桟橋が要望されています。

②地震による岸壁の亀裂や隆起の補修を行うこと。(県)

③高台に避難施設を設置すること。(市)

 【①朴島岸壁】

<寒風沢>

①R3年地震で補修した漁港の岸壁が、R4年地震でも亀裂が入り被災した。杭を打った抜本的な改修工事を行うこと。 (市)

②漁港の岸壁が高すぎて漁業活動や漁船の乗り降りに支障をきたしている。物揚岸壁に物揚用階段及び係船岸壁にゴム式階段を計画的に設置すること。(市)

※野々島(市)、桂島(県)でも同様の要望

③岸壁ができるまでの期間使用するものとして設置した小型漁船の仮係留場所を、恒久的な係留場所として使用できるようにすること。 (市)

④市道寒風沢鰐ヶ淵線にガードレールを設置すること。(市)

 

【①寒風沢漁港の岸壁の亀裂】 【①②寒風沢漁港・物揚用階段と亀裂】

 【③寒風沢・小型漁船の仮係留場所】

<野々島>

①防波堤的役割を果たしていた野々島毛無崎地区の中ノ島・分銅島の崩壊により、台風や荒天時の沖波が直接港に押し寄せてくるようになった。島の崩壊箇所に消波ブロックを設置すること。 (県・市)

②市道浦戸線―吹越地域は大雨の際、胸まで水につかる状況であり、雨水を排水できるよう整備すること。側溝に堆積していた土砂を除去すること。(県・市)

③腐食して破損した「夜泣き地蔵・六地蔵」の案内看板を改修すること。(県)

 

【①野々島・島が崩壊した漁港】            【②吹越地域の土砂が堆積した側溝】

 【③腐食して破損した案内看板】

<石浜>

①災害時の避難施設を整備すること。(市)

<桂島>

①大雨で桂島海水浴場の防潮堤前の水路に土砂が流出した。排水ポンプの日常的点検及び、側溝にたまった土砂を除去すること。(県・市)

②防災集団移転元地の草刈を行うこと。(市)

 【①海水浴場付近の土砂がたまった側溝】

<全島>

①計画的伐採とは別に、松くい虫被害木の緊急的・臨時的伐採を行うこと。(県・市)

②浦戸全島の案内看板を整備すること。(県・市)

 

【①松くい虫被害】