利府支援学校は、富谷分校や塩釜分校をつくってきましたが、狭隘化は解消されていません。プレハブ校舎でグラウンドは使えず、44の学級を34の教室でやりくりし、図書室はなく図書コーナーだけ。職員室は通路にも机が置かれて、指導室も職員室に転用されています。
天下みゆきは、利府支援学校は土地の拡張ができないので、もう一校、塩釜地区2市3町に特別支援学校を建設するよう求めました。教育長は、現在策定中の次期特別支援教育将来構想の中で、利府支援学校の狭隘化についても検討すると答えました。
<既存校も設置基準をクリアする対策を>
県内の特別支援学校26校のうち、国の設置基準を下回っている学校は「校舎」が9校、「運動場」が13校です。天下みゆきは、「既存校は対象外となっているが、設置基準をクリアできるよう対策を講ずるべき」と求めました。
教育長は、将来構想の策定の中で基準に沿った教育環境の整備を検討すると答えました。