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新型コロナから雇用を守る取組を

新型コロナのもと、解雇・雇止めが増え、宿泊・飲食業、小売業などで働く非正規雇用労働者(特に女性)を直撃しています。そこで、以下5点について知事に求めました。知事の回答と合わせて報告します。

①解雇・雇止めの未然防止に全力で取り組むこと。

⇒県独自で雇用調整助成金の上乗せ補助を行っている。

②失業者の雇用対策を講ずるとともに、失業手当がない人への救済措置を講ずること。

⇒解雇や雇止めされた方を正社員として雇い入れた事業主に雇用奨励金を支給。

⇒国の求職者支援制度の活用を促すなど、宮城労働局と連携して早期就職を支援する。

③雇用調整助成金(12月末まで延長)や社協の総合支援金の特例期間、住居確保給付金(最大9か月)の支援期間の更なる延長を国に求めること。

⇒雇用調整助成金については全国知事会を通じて9月29日に要望した。他も必要に応じて受付期間の延長を国に要望する。

④新・宮城の将来ビジョンに「正規雇用を増やす」と明記すること。

⇒ビジョンで掲げている「質の高い雇用」に、正規雇用を増やしていくという観点も既に盛り込んでいる。

⑤生活保護の更なる要件緩和を図ること。また、困窮したときは国民の権利である生活保護をためらわずに申請するよう、知事から県民に訴えること。

⇒国の通知により生活保護の柔軟な取扱いが可能となり、適切に実施されるよう県の保健福祉事務所及び市の福祉事務所に周知徹底を図っている。

生活保護について村井知事から県民へのメッセージ

生活保護は、最後のセーフティネットとして大変重要な制度であり、様々な支援制度を活用しても、なお、生活に困窮する事態になった場合は、是非、活用していただきたいと考えております。

子どもたちに「少人数学級」を

コロナ禍の中、40人学級では3密が回避できず、この間、全国知事会等3団体、小中高校の校長会などが少人数学級実現の要望書を文科大臣に提出し、文科省は来年度予算案概算要求に少人数学級を盛り込みました。一方、新・宮城の将来ビジョンでは、政策推進の柱の1つとして「社会全体で支える宮城の子ども・子育て」が新たに掲げられました。

そこで天下県議は、新ビジョンに「少人数学級の導入」を盛り込むことを提案しました。知事は、「新ビジョンにおいては、国の動向も視野に入れながら、学習環境の充実について、方向性として示してまいりたい」と答えました。

がんセンター等3病院連携・統合:職員・患者・住民抜きに進めるな!

医療機能の強化が必要な時に、宮城県は、県立がんセンター・東北労災病院・仙台日赤病院の3病院での連携・統合による「がんを総合的に診療できる機能を有する病院」の実現に向けた検討を8月に開始し、年内には一定の方向性を決定すると表明しました。病院は、医療はもとより、まちづくりや地域経済にも重要な役割を果たしており、各病院関係者に大きな不安を与えています。

天下県議は、方向性を決定する前に職員や患者・地域住民の意見を聴くことを求めました。村井知事は、「各病院で可能な範囲で職員への情報提供に努めているものと承知している。患者や県民の視点を十分に踏まえて検討する」と、関係者の意見を聴くとは答えませんでした。

感染対策の砦・保健所体制を強化せよ

//栗原保健所と登米保健所の支所化を中止せよ//

保健所体制の強化が必要な時に、宮城県は栗原保健所と登米保健所を令和3年度から支所にしようとしていました。天下県議は、栗原市長が「コロナ禍での支所化は全く時期を間違えている」と指摘していることを紹介し、保健所の統廃合を中止するよう求めました。村井知事は、「新型コロナ感染症対策を最優先することが必要であるため、令和44月以降に支所化する」と答えました。

//塩釜保健所 岩沼支所と黒川支所の体制を強化し保健所に格上げせよ//

仙台保健福祉事務所及び塩釜保健所は、塩釜地域2市3町と岩沼市・名取市と亘理郡、富谷市と黒川郡の計13市町村を管轄しています。岩沼支所と黒川支所を置いていますが、支所の人員体制は限定的です。また、黒川支所には生活保護等を担当する生活支援班がないため、塩釜から職員が限られた相談日に行って対応しています。

天下県議は、「岩沼支所と黒川支所の体制を強化して、それぞれを保健福祉事務所及び保健所にする検討」を求めました。知事は、「生活保護等については岩沼支所にも分掌させるなどの見直しを行ってきた。今後とも市町村と連携しながら、地域のニーズに応えていきたい」と回答しました。

//保健環境センターにPCR検査機器1台を追加導入//

PCR検査を行う宮城県保健環境センターを視察し、知事に安定した人員配置の強化と系統的な技術者の研修システムの構築を要請しました。また、PCR検査機器の追加購入を求め、知事は新たに1台の追加導入を予定していると答えました。

<9月5日 宮城県保健環境センター視察>

エネルギー政策 CO2削減対策は再生可能エネルギーへの転換で

//原発はビジネスとして成り立たない//

資源エネルギー庁は原発のコストが10.1円/kWhで一番安いと説明しています。しかし福島の事故後、事故対応費用や追加的安全対策費の増加により原発のコストは上がる一方で、資源エネルギー庁自身が示している再生可能エネルギー(以下、再エネ)の低減目標は、太陽光発電が2025年に7円、風力発電が2030年に8~9円です。原発と再エネのコストは世界の流れと同様、逆転する見通しです。

9月に日立製作所が英国の原発建設計画から撤退を表明し、原発輸出戦略は全て失敗しました。CO2削減の対策は、安全性と採算性の両面から、再エネへの転換で進めるべきです。

原発を廃炉にしても、廃炉作業中の30~40年間は原発労働者の雇用が継続されます。その間に原発に頼らない地域振興策を国や県が応援して推進することが必要です。

広域避難計画:知事の「国が了承したから安全」をただす

宮城県議会9月定例会で、天下みゆきは10月1日に代表質問を行いました。その中から以下、順次報告します。

//UPZ住民の「屋内退避」は被ばくを免れない//

原発から30キロ圏内のUPZ住民は「屋内退避」をして、20μSv以上になったら1週間程度内に避難することになっており、被ばくしながら避難することになります。また、木造住宅での屋内退避は、被ばく量は低減しても被ばくは免れないことも明らかになりました。ヨウ素剤も服用せずに屋内退避する子どもたちの健康を守れると、知事は言えませんでした。

知事は避難計画について、「国が了承したから安全」と無責任な答弁を行いました。天下県議は、県独自の避難計画の検証が終わらない限り同意の議論は進めない新潟県の考え方を紹介し、「国策だから安全と言って思考停止に陥ったことが福島の事故につながった。今また同じことを繰り返すのか」と厳しく迫りました。知事は、「エネルギー政策は国の専決事項」と無責任な答弁を繰り返しました。

 

女川原発再稼働を許すな! 自民・公明等が「再稼働賛成請願」可決~賛成35:棄権2:反対19

10月22日の9月定例会最終日、53の市民団体が提出した「再稼働反対」の請願が日本共産党、県民の声、社民党、無所属の会の賛成少数で否決され、女川町商工会が提出した「再稼働賛成」の請願が自民・公明等の賛成多数で可決されました。

共産党県議団は、代表質問、一般質問、予算総括質疑、決算総括質疑、予算調整の総括質疑と、5人全員があらゆる場面で様々な角度から再稼働反対の質問・質疑を行いました。 

//県民・野党が再三求めた請願者の趣旨説明も却下//

環境福祉委員会での請願審査の徹底審議を求めて、10月2日に、脱原発県議の会の4会派代表が「①請願者による趣旨説明、②有識者の参考人質疑、③より多くの傍聴者が入れる会場設定」を議長と委員長に要請。同様の要請を市民団体代表も行い、環境福祉委員の野党会派の3人が重ねて委員長に行いました。しかし委員長は、内閣府と資源エネルギー庁への質疑のみとし、趣旨説明も参考人質疑も全て却下しました。

//知事は拙速に判断するな//

脱原発県議の会は、議会終了後、請願を提出した市民団体と集会を行い、その後、村井知事に「①反対や慎重な意見も受け止めること、②県民への説明責任を果たすこと、③避難計画の実効性を検証した上で回答すること」の3点を要請しました。

日本一高い「みやぎ環境税」の5年間延長を県が提案(8/21総務企画委員会)

2011年度から開始し、5年単位で延長してきた「みやぎ環境税」が、2021年度から25年度まで更に5年間、延長する提案説明がありました。

みやぎ環境税は、個人及び法人の県民税均等割に上乗せする超過課税で、個人が年間1,200円、法人が標準税率の10%相当額(年間2,000円~80,000円)課税されています。地球温暖化への対策は待ったなしですが、財源確保の方策については議論を要するところです。

まず、環境税が導入されている37府県の中で、「個人」への課税が一番高いのが宮城県の1200円です。23府県は500円以下の課税です。そして均等割ですので、所得の低い人ほど負担が重くなります。「法人」への課税も2番目に高い額です。宮城県には法人事業税の超過課税である「みやぎ発展税」もありますので、中小業者にとっては他県にはない二重増税です。更に、消費税10%増税と新型コロナによる影響で、庶民と中小業者は大きな打撃を受けています。

<環境税の課税は「原因者負担の原則」で>

宮城県は、環境税導入による事業で、2011年度以降10年間で約66万トンのCO2削減見込みと言っていますが、一方で復興需要の影響などにより、温室効果ガス排出量は震災後増加し、2000万トンをこえて高止まりの状態です。

日本共産党県議団は環境税導入の時から主張してきましたが、温暖化対策に必要な費用負担は、「原因者負担の原則」に基づき、温室効果ガス排出企業に第一義的に負担を求めるべきです。

2024年度から国が森林環境税徴収開始>

更に、今後5年間の間に、2024年度から国の森林環境税の徴収が始まります。年1000円の超過課税です。国の森林整備予算削減の一方で導入されました。本来、一般会計で林業予算を増額すべきです。

県は事業の中身が違うので二重課税とは言えないと説明していますが、庶民のふところにとっては二重課税です。

県は11月定例会に県税条例改正案を提出する予定です。皆さんのご意見をお寄せください。

*「みやぎ環境税」に関する県民説明会に参加(8/29 宮城県仙台合同庁舎にて)

不満と不安が残った女川原発住民説明会

コロナ禍の中、8月1日から19日の期間に7カ所で、県主催による住民説明会が開催され、私は女川会場(1日)、渡波会場(10日)、東松島会場(18日)の3カ所に参加しました。女川原発2号機の新規制基準適合性審査や緊急時対応(広域避難計画)、エネルギー政策、女川原発の安全対策について、国や東北電力が説明し、住民の質問を受けました。

今回の住民説明会は広域避難計画に質問が集中しましたが、一人1問しか質問できず、回答が不十分でも再質問できなかったことで議論が深まらず、住民にとって不満が残り、不安が解消できない説明会でした。

例えば、UPZ(30キロ圏内)の住民は屋内退避をしてその後、放射性物質の放出量に応じて避難するという計画です。「被爆するのではないか」という質問に対して、「プルームが通り過ぎるまでは屋内退避のほうが安全だ」と回答しましたが、その根拠は示されず、避難時の被爆の不安は解消されませんでした。

問題は、住民説明会後の記者会見で知事が「質問は出尽くした」として、住民説明会を幕引きにしようとしていることです。30キロ圏内で説明会を開いていない市町はもとより、仙台市や塩釜地域でも住民説明会を開催すべきです。

また、記者会見の中で村井知事が、「国が内閣総理大臣を議長とする原子力防災会議で避難計画をオーソライズ(了承)した。知事は実効性の有無を判断する立場にない。国が実効性を認めたことに対して、知事が物申すことは控えるべきだ」と発言したことは大問題です。県民のいのちと暮らし、財産を守るという責任が全くありません。9月議会でただしていきます。

 

利府中インター線工事:沿線住民の要望を現地で土木事務所に(8/17)

県道利府中インター線・庚塚工区(460m)は工事施工中ですが、この間、吉津の沿線住民から工事に関する要望がいくつか出されました。そこで、8月17日、小高洋市議と小野絹子元市議と天下で、仙台土木事務所から副所長等を迎え、現地で住民の要望を聞いてもらいました。

県道から住宅に入る側道への入口を広げて案内標識やミラーをつけること、駐車場から急斜面となる側道のかさ上げ、安全確保のために歩道と側道の間に仕切りを設けること、交差点以外にも照明を設置すること、工事中の歩行者通路の安全確保などの要望が出され、土木事務所の担当者とひとつひとつ意見交換しました。また、着工前に沿線住民への説明会がなかったことへの苦情も出されました。

<通学児童の誘導員の配置を即決>

この要望聞き取り中に、地域学校安全指導員(スクールガード・リーダー)の方から、「工事期間中、朝(7時半~8時10分)と午後(3時頃~4時頃)の2回、安全のために通学児童を誘導する人を配置してほしい」という要望が偶然、飛び込みました。土木事務所がその場ですぐに対応を了解してくれました。大変、タイムリーでした。

<水路の小口止め工事は9月上旬の予定>

また、吉津の住民から「県道わきの水路が側壁を超えて水が流れて対岸を侵食している(写真)」ことが指摘され、土木事務所に対応を要請していましたが、9月の上旬に小口止めの工事を行うとの説明がありました。