4月25日に、東北森永乳業(株)仙台工場で製造された牛乳を飲んだ児童・生徒・教職員1,061人から体調不良の訴えがあり、森永乳業は牛乳の供給を停止しました。工場が設置されている仙台市保健所が工場の立入検査等を行い、森永乳業も第三者機関による検査を行いましたが、いずれも異常は認められず、仙台市は「食中毒ではない」と判断しました。これを受けて、森永乳業は5月17日から学校給食への供給を再開すると表明し、仙台市や多賀城市、塩竈市等が順次再開してきました。
再開にあたって、森永乳業は、風味検査のサンプル数を増やし、専門員(風味パネルマイスター)による風味検査を強化する。教育委員会としては、各学校の検食を強化し、児童生徒、保護者の不安感に寄り添いながら対応するとしています。
<「飲み残しのもの」を保存・検査するしくみを作れ>
以上の説明を受けて文教警察委員会では、体調不良になった児童生徒の飲み残しの牛乳が廃棄されていて、保健所で検査できなかったことが問題となりました。天下みゆきは、今後、同様のケースがあった時に「飲み残し・食べ残しのもの」を保存・検査するしくみをつくるよう求めました。