東日本大震災から8年~東日本大震災みやぎ子ども育英基金

<遺児・孤児への奨学金>
宮城県で東日本大震災により両親を亡くした震災孤児は139人、両親のいずれかを亡くした震災遺児は956人、合わせて1095人にのぼります(2018年3月31日現在)。震災で親を亡くした子どもたちを支援しようと寄せられた募金を財源に、宮城県は「東日本大震災みやぎ子ども育成基金」をつくり、未就学児から大学生までの遺児・孤児への支援金・奨学金を支援してきました。2018年3月31日時点で、申請があった1071人に総額16億9223万円が給付されています。
ところが宮城県の奨学金等の支給額は、岩手県や福島県の半分以下であるため、党県議団は一貫して増額を求めてきました。この度やっと2019年度から奨学金の月額が増額されることになり、大学院生まで拡大されることになりました。

東日本大震災みやぎこども育英募金は、2019年1月31日現在で17,758件、111億4,852万6,299円寄せられています。募金をお寄せくださった全国の皆様に心から感謝申し上げます。
現在、宮城県はこの基金を使い、東日本大震災による遺児・孤児への奨学金等の支給以外に、2016年度から里親支援や子どもの心のケア対策などにも使途を広げました。2019年度からは、病気・交通事故等の東日本大震災以外の要因により親を亡くした小中学生を対象にした就学支援を開始する予定です。

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