議員提案の「女川原発稼働の是非に係る県民投票条例案」

//自民・公明等が審議ぬきで否決の暴挙//
3月3日に野党4会派の議員が提案した「県民投票条例案」を、見守る満席の傍聴者を前に、自民・公明等が即決で否決しました。通常行われる趣旨説明も質疑も、委員会での審議と裁決も、本会議での討論も一切させずに否決するという前代未聞の暴挙です。
県民投票条例には、昨年11万筆を超える署名が集まったように「大事なことは県民みんなで決めたい」という県民の強い願いが託されていました。今回の暴挙は、原発推進勢力が、いかに「県民投票条例」を恐れているのかを示すものです。

//女川原発再稼働をめぐる緊迫した情勢//
今議会中、2月26日に原子力規制委員会が女川原発2号機の原子炉設置変更許可―いわゆる「合格決定」を行い、3月2日に経済産業大臣から宮城県に、再稼働をすすめるための同意要請が行われました。
知事は、「今後、住民説明会を開催し、再稼働の必要性や原発の安全性、原子力災害時の緊急時対応などの政府方針について説明を伺った上で、立地自治体のほか、県内の市町村長、県議会などの意見を伺い、総合的に判断する」としています。

//原発の安全性も避難計画の実効性も確立していない//
一方、共産党県議団の質問で、耐圧ベントの放射能放出は基準を大幅に上回る欠陥があることや、専門家の調査によると石巻市からの避難に5日半から最大で15日もかかること、医療機関等の要支援者の避難車両は未だ確保できていないことなどが明らかになりました。また、知事に避難計画の実効性について検証を求めても、終始「国まかせ」の無責任なものでした。
女川原発の再稼働は認められません。

<県民投票条例案の不当裁決緊急抗議集会>

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