当事者・関係者の運動の成果!
11月議会開会日の冒頭、村井知事は県立精神医療センターの富谷移転を断念し、名取での建て替えを表明しました。知事選公約に精神医療センターと東北労災病院の富谷での移転合築を表明してから3年2ヶ月、センターの患者さんや家族、支えてきた県内の精神医療・保健・福祉の関係者の皆さん、市民団体の皆さんが力を合わせて勝ち取った成果です。
決定的となったのは、11月13日の県精神保健福祉審議会における17人の委員全会一致での「名取での建て替え」決議でした。
党県議団が一般質問で、「知事には県政を混乱・停滞させ、当事者を苦しめてきた反省はないのか」と質すと、知事は「当事者の方々にご心配をおかけしたことは申し訳なく思っております」と陳謝しました。
今後の焦点は、老朽化している精神医療センターの建て替え場所の選定です。ここでも当事者や関係者と協議しながら決定していくプロセスが重要です。
東北労災病院の移転も断念を
党県議団は、「富谷での移転合築が崩れたのだから、東北労災病院の富谷移転も白紙に戻すべき」と迫りましたが、知事は「白紙に戻すことは考えていない」と固執しました。
<12/11 議会終了後の市民団体と超党派県議との意見交換会ー「名取建替決定」に笑顔で拍手>