視察した船形コロニーの課題について県に質す  ~28年度、手厚い人員配置に県の独自支援実施~

5月11日に保健福祉委員会で視察した船形コロニーの課題について、保健福祉委員会で取り上げました。

(天下):船形コロニーは高齢化、重度化が進んでいる。ところが介護保険適用除外施設になっているため、特養ホームに入りたいときには退所して介護認定を受けないといけないのに、退所先がなくて困る。一方、障害者施設は、特養ホームより医師・看護師・介護職員等の配置基準が低く、高齢化・重度化に対応しきれない。法の盲点ではないか?

(障害福祉課長):制度のはざまになっている。国に改善を要望したい。

(天下):看護師や介護職員をなかなか確保できず、昨年から資格要件を撤廃して35~6名の職員を採用した。研修が重要だが、人手不足の中で参加させるのにも苦労している。県には研修参加のための代替え要員確保の補助制度があるが、雇いたくても人がいないという深刻な人手不足がある。県独自の支援制度も検討すべきでないか。

(障害福祉課長):医療や介護、福祉の人材確保は保健福祉部の重点事項としてとりくんでいく。重度の障害者を受け入れて手厚い人員配置体制をとっている事業所には国の加算制度があるが、人手不足で加算がとれないでいる。28年度は、国の基準に満たないが、一定以上の配置をしていて、かつ重度の障害者を受け入れている所に、県独自の補助を実施することになった。

(天下):船形コロニーの今後の建て替え計画はどのように進めるのか?

(障害福祉課長):今年度、基本構想を出すが、その段階でスケジュールを出す。

 

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