トンガ津波で塩釜のワカメ養殖に大きな被害

1月16日未明のトンガ沖海底火山の噴火で発生した津波で、塩竈市のワカメ養殖等に大きな被害が出ています。天下みゆきは、塩釜市議団とともに、17日・18日に塩釜市漁協と県漁協塩釜市第一支所を訪問し、被害状況について聞き取りをしてきました。いずれも被害額などは調査中とのことでした。

塩釜市漁協は、ワカメ漁を行っている組合員は20名。被害を免れたワカメの刈り取りを急いで行っている。アンカー替わりの竹が抜けたり、ロープやワカメが絡まってグジャグジャになったりしている。塩釜の被害が大きかったのは、海底がどろで、今年のワカメの生育が良かったことも絡まりやすかった。被災した施設とワカメの撤去のためには、クレーン付きの台船が必要だが、費用がかかり、自力では困難。生産物への共済保険は何人かかけているが、資材は誰もかけていない。10月に向けて来季生産のために資材確保と施設復旧が必要とのことでした。

第一支所は、ワカメ漁を行っている組合員が11人。漁場の85%~90%が被害を受けている。Aさんは、「150本のうち無事だったのは15本だけ」と話していました。共済は全員が入っているが、生産物は30%の人が多い。撤去のための台船、産業廃棄物の処分とその費用、復旧に必要な資材の調達、生活資金への援助などの要望が出されました。

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