宮城県内の小中学校体育館へのエアコン設置率は11.5%
7月の熊本地震によって、猛暑・酷暑の中で避難所となる学校体育館のエアコン設置の遅れが浮き彫りとなりました。文科省のデータでは、2026年5月1日現在の小中学校体育館のエアコン設置率は全国で33.1%。このうち宮城県はわずか11.5%とさらに遅れています。
国が1/2の補助事業を行っていても整備が進まない理由を、県の施設整備課長は「学校の老朽化に対する工事が優先して市町村の予算が回らないから」と説明してきました。今年度の補助金申請は3市町・5校だけで、遅々として進んでいません。
夏の体育の授業は?
【天下みゆき】東北もけっこう夏は暑いので、グラウンドも体育館も使えず、プールサイドが熱いとプールにも入れない。学校の体育の授業に支障が出ているのではないか?
【保健体育安全課長】暑さ指数等を勘案しながら、場合によっては教室での座学に変えて対応している。
【天下みゆき】避難所機能も大事だが、教育の機能としても体育館へのエアコン整備を一気に進める必要がある。市町村や他の都道府県と一緒に、国に緊急整備を求めるべきだ。
【教育長】全国知事会をはじめいろいろな場において、国に求めていきたい。
特別支援学校体育館のエアコン整備を急げ
特別支援学校が国の補助金を活用するためには、市町村の避難所に指定されることが必要です。2月議会の時点で指定されている学校は21校中7校。今年度はこの7校のうち3校でエアコン整備に着手しています。避難所に指定されていない14校は、県教委が市町村と調整中ですが、この間、1校が新たに指定されたことがわかりました。
天下みゆきは、指定のための調整も含めて、エアコン整備を急ぐよう求めました。
県立高校体育館のエアコン設置率はわずか0.6%
県立高校の設置率は、全国が24.7%、宮城県はなんと0.6%。高校には国の補助事業がありませんが、それでも青森県は62.4%、山形県は100%と東北でも大きな格差があります。
【天下みゆき】宮城県も県立高校体育館のエアコン整備計画を作るべきだ。
【施設整備課長】国の財政支援もなく非常に困難であり、国に財政支援を要望している。
命を守るため国に緊急整備を求めて、宮城県も踏み出せ
【天下みゆき】教育長が知事と財政当局に、体育館のエアコン設置は命と教育に関わる問題だと迫っていただきたい。国には他の都道府県と力を合わせて迫ることが必要だが、まず、県としても着手すべきだ。
【教育長】国には強くお願いしていく。児童生徒の命が一番だ。まず現状をしっかり把握した上で、知事や財政当局にどう話していくか作戦を考えてみたい。