4病院再編案は撤回し、地域医療の充実を!

村井知事は知事選挙にあたり、「県立がんセンターを仙台赤十字病院と統合させて名取市に、県立精神医療センターを東北労災病院と合築させ富谷市に開院させることを目指して検討をスタートさせる」と公約に明記しました。

//当事者抜きに議論を進めるな//

知事は、昨年8月に突然発表した「3病院連携・統合」から今年9月の「4病院再編構想」の発表を経て今日まで、当該病院の職員や患者・地域住民には一切説明せず、意見も聞かず、関係者が要望書や署名を提出しても全く無視して、秘密裏に協議を進めてきました。

東北労災病院労組が職員に実施したアンケートで67%が移転反対、57%が勤務継続困難と答えており、当事者にしっかり説明し、意見を聞くことが議論の出発点です。

//絶対的に不足している宮城県の救急医療体制//

県は「救急搬送受入機能が仙台市に偏在している」としていますが、仙台医療圏における現場滞在時間30分以上の困難事案の「件数」は仙台市の方が多く、決して充実しているとはいえません。そもそも県全体の救急搬送時間平均は41.7分で全国39位です。搬送困難事案も全国5.2%に比べて、宮城県は7.8%と1.5倍も高いのです(表1参照)。

重要な問題は仙台市への偏在でなく、県全体の救急医療体制が絶対的に不足していることです。仙台市とそれ以外の市町村を分断するやり方はやめて、県内全体の救急医療の底上げにこそ、力を尽くすべきです。

周産期医療も同様です。

//4病院再編構想は撤回し、名取市に県立総合病院の新設を提案//

天下みゆきは、仙台市から病院を移転するのでなく、宮城県が、救急医療や周産期医療も担い、がんセンターと精神医療センターを併設する県立総合病院を名取市に新設することを提案しました。

またそのためには、①急性期病床を削減する「地域医療構想」を見直すこと、②「医師確保計画」を県内で医師が一人も増えない計画から抜本的に増やす計画に改め、東北医科薬科大学を作った強みを生かして、地方の病院への医師配置計画を作ること、③看護師確保のために、2023年度に閉校する名取市にある県立宮城県高等看護学校を、看護大学として整備するよう求めました。

担当部長は、「4病院再編の枠組みで検討を進める」、「急性期病床を削減する中で統合して救急医療等を底上げする」と答えました。

//知事の「人口減少社会論」は社会保障を削減して少子化に拍車をかける道//

知事は、4病院再編構想も「水道民営化」も「人口減少社会のため」を錦の御旗にして強行しようとしていますが、宮城県は合計特殊出生率が全国ワースト2位です。天下みゆきは、「人口減少社会の危機をあおって社会保障を削減するだけでは悪循環だ。なぜ宮城県が他県より特別に合計特殊出生率が低いのか、子どもを安心して生み育てられる社会にしていくために、宮城県には何が足りないのか、何をしなければならないのか、しっかり分析せよ」と迫りました。知事は「おっしゃる通りです」と答えました。

<救急医療についてパネルを使って説明>

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