1月25日、県議・天下と塩釜市議団は、日本共産党の紙智子、いわぶち友両参議院議員を迎えて、トンガ沖噴火の津波による被害状況を調査しました。
塩釜市漁協と県漁協塩釜市第一支所との懇談
養殖施設1534台とワカメ・コンブ599トンが被害を受け、被害額は約1億3千万円に上ることが明らかになりました。更に、被災した養殖施設とワカメの撤去費用、及び産業廃棄物の処分費用がかかります。撤去にはクレーン船が必要で、航路やノリ養殖等への2次被害を防ぐために速やかに行うことが必要です。また、10月からの来季生産に向けた養殖施設再設備の資金も必要です。
両漁協からは、これらの費用への支援や、激甚災害への指定など要望が出されました。また、「漁業者の多くが70代で、融資では漁業を続けられない。補助金で支援してほしい」と訴えられました。
いわぶち参議院議員は、「漁業を続ける道が閉ざされないよう力を尽くします」、紙議員は、「トンガ津波による全国規模の被害として支援できるよう取り組みます」と応じました。
塩釜市長との懇談
佐藤市長は、「塩釜の早採りワカメとしてブランド化してきた。収穫最盛期を迎えた中での被害だった。まず、回収して処分することに集中して取り組む」と述べました。
//魚市場訪問=原発汚染処理水海洋放出「断固反対」//
みなと塩釜魚市場にも訪問し、志賀社長と海流変化の影響、漁船乗組員や市場で働く職員確保が困難な現状等について意見交換しました。福島第一原発の汚染処理水の海洋放出について志賀氏は、「断固反対です。宮城にはまともな説明もない。各地区での説明会を求めている」と話しました。