天下県議と伊勢市議で、塩釜市の水道・下水道工事を受託している仙塩地区管工事業協同組合の皆さんと、「水道民営化」をめぐる課題等について懇談しました。
水道事業者からは、「塩釜市の水道事業は料金徴収等を既に第一環境(株)に委託している。メーター交換は我々にと交渉したが、今は第一環境(株)の下請けになっており、労賃単価はあがっているのに金額は5年間同じだ」、「塩釜市の水道技術者を養成するためには、水道部に配置したら5年間は動かさないことが必要」、「東日本大震災の時、災害復旧にあたったのは我々地元業者だ」、「料金徴収も浄水場も委託され、管工事まで移管されたら地元に業者はいらなくなる」などの意見が次々と出されました。
経済的効率を求めて公共事業を県外の大手企業に委託して利益を吸い上げられていることが、地域経済の衰退につながっていないか検証すべきです。地元企業を支える地域循環型の経済政策への転換が必要です。