塩竈市港町の日配跡地に汚染土壌処理施設が進出計画

塩竈市港町1丁目の日配跡地に、汚染土壌処理施設を建設するために、今年1月10日に地元説明会が開催され、出席した住民の方から不安の声が出されました。日本共産党の塩釜市議団と天下は、2月12日に県の環境対策課から施設の設置概要を聴取しました。

この施設は、県内の建設現場の汚染土壌をセメント原料としリサイクルするため、異物(コンクリートがら、玉石、鉄筋、木くず等)を除去して、水分調整を行う分別処理を行う施設であること、セメント原料となる土壌は塩釜港から運搬されること、施設の処理能力は1日400トンで、1日40台の10トントラックが塩竈市に土壌を運び込むことがわかりました。また、汚染土壌とは、重金属等の第二種特定有害物質で、カドミウム、六価クロム、鉛、ヒ素などを含む土壌です。当初の着工予定は今年の7月、使用開始は10月とのことでした。

市議団と私は、3月議会終了後、4月1日・2日と仙台の別会社の汚染土壌処理施設、秋田県大館市の土壌処理施設(塩竈に設置する会社と同一法人)を視察しました。また、大館市の環境課の取り組みについて学んできました。大館市では、「環境保全条例」に基づく「大館市土壌搬入協議要綱」により、市の行政区域外から搬入される土壌について、土壌に含まれる物質の名称、搬入量、搬入経路、処理の工程、土壌の成分を証明するもの、環境保全対策、作業の保安体制、環境モニタリング、作業の安全に係る誓約などを記した協議書を市長に提出し、市長は審査を行い、場合によっては搬入停止勧告をすることができること、また、必要に応じて立入調査ができることや情報公開についても定めてあります。更に、市議会の厚生常任委員会に議会のたびに、事業者名、搬入期間、搬入方法、搬入量、含有物質、処理方法の一覧が資料として報告されていました。受け入れ側の市の対策として参考になりました。

この間の調査の中で、すでに塩釜港から汚染土壌が搬出されていることがわかりました。野積みにブルーシートがかかっているようですが、実態の把握と土壌の搬入経路の確認などが必要です。また、処理施設では手作業による分別もあり、作業員に与える影響と対策についても調査が必要です。

4月21日には私は所用で参加できませんでしたが、2回目の説明会がありました。参加した市議からは、浅海漁業者から不安が出されていたとのことでした。この説明会の内容を報道する地元紙によると、着工は今年の10月となり、使用開始は2016年3月予定となったようです。

引き続き、市議団と一緒に、必要な調査と住民や漁業関係者等の声を聞いていきます。

<大館市役所の前で成田環境課長を囲んで>

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