4月14日、曽我ミヨ市議と浦戸の寒風沢、野々島、桂島の復興状況を調査し、区長さんたちから要望をお聞きしてきました。
◆寒風沢について
<復興が遅れている寒風沢漁港>
漁港工事の業者が決まったが、入札後の発注が遅い。大潮になると、壊れたままの側溝から住宅のほうに浸水するので、早く、防潮堤や道路の嵩上げ、側溝の工事を進めてほしいとのことでした。嵩上げして高くなった道路には、家からスロープをつけるとのことでした。漁港の岸壁は、地盤沈下したところが隆起してきているので、これから作るところは30㎝下げてほしいと要望が出されました。また、復旧工事をした岸壁のすきまが開いてきており、矢板を打ってほしいと話していました。
<寒風沢の区長さんたちから話を聞く> <岸壁のすきま>
寒風沢では、市の事業として、漁業後継者として「地域おこし協力隊員」を全国から募集する計画になっており、そのための宿泊施設として「浦戸寒風沢ステイ・ステーション」が旧小学校を活用して作られました。ステーションを視察しながら、区長さんたちが心配していたのは、3年間従事しても、カキの養殖に必要な資材の支援がないとそのあとが続かないことや、住まいの確保が課題であるとのことでした。協力隊員募集の具体化にあたって、受け入れる住民と市との相談が必要だと思いました。
また、寒風沢の田んぼについて、浦戸アイランド倶楽部への補助金が27年度で終了となり、手を引かれると、田んぼをやる人がいなくなるとのことでした。
◆野々島について
野々島の住民は、景観が損なわれることと、太平洋側から来た津波が高い防潮堤作ると抜けなくなるということで、内湾側の3.3mの防潮堤に反対しています。海岸には、「宮城県が計画する防潮堤高TP+3.3m」と「住民が望む防潮堤高TP+2.3m」の高さを示す看板がありました。
昨年6月に、排水できるようにするために、9軒が家を解体して地盤の嵩上げをすることに合意したとのことでした(まだ印鑑は押していない)。解体・建設費用は自分持ち。補償金は出るが、築年数によって違うそうです。区長さん宅で1.4mくらい嵩上げが必要ですが、3.3mの防潮堤になると、更に1mの嵩上げと言われているそうです。まだまだ落ち着いた暮らしを取り戻すのに、時間がかかるようでした。また、県や市が防潮堤の高さにこだわることで、復興が遅れているのが現実です。住民の意向を尊重して早く、排水や道路の整備にとりかかるべきです。
<防潮堤高を示す看板> <区長さんから説明を受ける>
◆桂島について
桂島にはすでに「地域おこし協力隊員」が2名来て、4月からのりの養殖の勉強が始まりました。桂島ののりの養殖は、再建した工場もあり、人手不足なので3年間の勉強のあとも続けることができる。島によって状況が違うと、区長さんが話していました。むしろ、ステイ・ステーションの運営を支援している復興支援員の国の補助金が切れたあとの対応を心配していました。
要望として出されたのは、ひとつは危険区域となった土地の今後の利用が決まっていないこと。公園や花卉の栽培などはどうか。二つ目に、2014年に再開した海水浴場に、トイレとシャワーをつけてほしいと話していました。海水浴客は、14年が5000人、15年は1万人だったそうです。
<浦戸桂島ステイ・ステーション> <桂島・危険区域の土地利用は?>
*防潮堤を作るにはあまりにも狭い、石浜の海岸も見てきました。








